歴史編

8コンピュータ化への対応
汎用コンピュータからパソコンの時代へ
「名鉄協商コンピュータビル」営業開始(1984年6月)

当社では店舗やテナントビルなど地域社会のニーズに沿った施設を提供してきたが、1984年に名古屋駅近くの笹島交差点南に建設した「名鉄協商コンピュータビル」(8階建て.延べ面積約7,000m2)は、フロアが当時の大型汎用コンピュータの重さに耐えられるように設計された名古屋地区で初のコンピュータ専用テナントビルで、いわゆるインテリジェントビルの先駆けとなった。入居したテナントは名鉄コンピュータサービス(現メイテツコム)など9社。

名鉄コンピュータサービスは名鉄グループの情報処理全般を担当していたが、87年に当社との共同出資でOA機器のリース・販売やパソコンで使用するソフトウェア開発を目的とする名鉄OA(株)を名鉄協商の本社内に設立。当時は中小企業のOA化が進み、パソコンでのソフトやシステム開発のニーズ増加に対応する新会社となった。グループ各社のシステム開発を手始めに、一般の中小企業にも営業範囲を広げ、人材派遣業も含めたOAの総合商社をめざした。

そして、その約20年後の2006年、当社の駐車場事業でのシステム開発とOA機器販売を担うべく名鉄OAを吸収合併し、IT営業本部としてスタートした。システム開発は現在のIT統括へと発展していき、OA機器販売は法人営業本部のオフィス事業部として成長していった。

当時の象徴的なOA機器(1985年頃)
現在のサーバールーム